そらとこめぱんができるまで
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店名に込めた想い
米粉パンをやっていこうと決意したのは、交通事故で重傷を負い、寝たきりとなった入院中のことでした。
コロナ禍でカーテンに仕切られた病室の中、目に入るのは天井と、窓から見える空だけ。動くことも話すこともできない孤独な世界で、日々表情を変えてくれる空は希望の場所でした。
晴れの空、曇りの空、雨の空——いろんな空があるけれど、いつかまた晴れの空が巡る。
退院しても痛みに悩まされる日々でしたが、そんな自分の身体を空に重ね、「この身体もいつかきっと前に進めるはず」と、そんな想いを託して「そらとこめぱん」と名付けました。
大切にしていること
近年、米粉パンは広がりつつありますが、砂糖やイーストの使用は当たり前なのが現実です。
対して「そらとこめぱん」のパンは無添加仕様。砂糖も使いません。
小さいのにしっかり噛んで食べられるので腹持ちがよく、間食に頼らなくても平気です。
アレルギーのある方、ダイエットや健康に気を配る方など、赤ちゃんからご高齢の方まで誰もが安心して食事を楽しみ、心身ともに健やかに過ごしてもらいたい——そんな想いが詰まっています。
お客様の笑顔は、私にとって使命の達成であり、新しいパンづくりの原動力になっています。
米粉パン教室「komekome_pan」
「そらとこめぱん」は、米粉パン教室「komekome_pan」から始まりました。
アレルギーのある方、食事制限のある方でも、自由に食を楽しんでもらいたい。
そんな願いを「米粉に込め」スタートしたのが「komekome_pan」です。